ブロードバンド時代の
プロバイダの選び方


 ▼ 迷惑メール(スパムメール)対策のあるプロバイダは?



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最近の迷惑メール(スパムメール)の量はすさまじいばかりです。特に、ホームページを公開し、連絡用のメールアドレスを公開している場合は、そのメールアドレスを、迷惑メール送信用のメールアドレスを収集するためのロボット(専用プログラム)によって回収され、迷惑メールが洪水のように届くことになります。私のところにも、毎日200通近い迷惑メールが届きます。

そんな中、何らかの迷惑メール対策は必須になってきています。そうでないと、まともなメールの数倍にもなる迷惑メールの中に、まともなメールが埋もれることになり、まともなメールも迷惑メールだと勘違いして、削除してしまいかねないからです。一日に300通のメールが届き、1通のメールに対して迷惑メールかどうかの判断に3秒費やしているとするなら、それだけで900秒、15分にもなります。1日24時間のうち、15分というのは決して短くないでしょう。

迷惑メール対策にはいろいろありますが、一つにはプロバイダの迷惑メール対策(無料・有料)を利用することです。大きく分けて二つのタイプがあり、サーバ上で迷惑メールかどうかの判定が行われるもの、そしてユーザー端末上にソフトをインストールすることで実行されるものがあります。もちろん、誤判定の危険性もあり、万全ではありませんが、それは後ほど解説します。まずは、迷惑メール対策サービスを実施しているプロバイダを一覧表にまとめてみました。

プロバイダ名サービス名称月額費用実施中のキャンペーンなど
So-net 迷惑メール振り分けサービス 無料 So-netのサーバ上の迷惑メール判定エンジンがメールの中身を判断し、迷惑メールの確度が高いものには、件名に[meiwaku]という目印を付けてくれます。あとは、Outlook Expressなどのメールソフトで受信する際に、メッセージルールの設定を行い、振り分けを行うことが可能になります。迷惑メールかどうかの判断の基準をゆるくしたり厳しくすることはユーザー設定で可能なようになっています。

「このメールは迷惑メールではありません」というパスリスト(ホワイトリスト)の設定や、「このメールは問答無用で迷惑メール」というブラックリストの設定(差出人や件名を元に)も可能になっています。

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迷惑メールブロックサービス 無料
もしくは月額158円
迷惑メールと思しきメールの件名に「spam」の文字を追加することが可能(この機能は無料。)ですので、受信する側のメールソフトのメッセージルールなどで簡単に振り分けが可能です。さらに、有料オプションである「迷惑メールフォルダオプション」(158円(税込)/月)を購入すると、迷惑メールは、サーバ上の迷惑メールフォルダへ自動的に振り分けられますので、受信しなくてすみます。振り分けられたメールは後で、WEBメールで確認することもできますので、仮に誤判定(期待通りの振り分けでないもの)があった場合でも、復活が可能です。

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TikiTikiインターネット 迷惑メールフィルタ 無料 迷惑メールの疑いが強いメールには、件名に [meiwaku] という目印をつけられます。

OCN ノートン・インターネットセキュリティ月額版 514円 ウイルス対策やハッカー対策(ファイアウォール)、スパイウェア対策などがセットになった総合セキュリティサービス。ソフトを端末(パソコン)にインストールするタイプになりますので、動作環境がWindows(XP及び2000のみ。98やMEは不可。)になっています。

DTI 迷惑メールブロックサービス 無料 あらかじめユーザーが設定したルールに従って迷惑メール(と思われるメール)をサーバ上で破棄したり、特定ヘッダーを付加して受信が可能になる(→受信側のメールソフトのメッセージルールなどで振り分けが可能になる)サービス。一端破棄したメールは復活できません。

ですから、「識別ヘッダー'spam'を追加して受信する」('X-DTI-Sort-Mark: spam'というヘッダーを追加。)などの設定にしておかないと、誤判定(というより判定自体は正しいのですが)で思わぬ損失を招くことがあるかもしれません。ただし、このヘッダーによるメールソフト側でのメールの振り分けはヘッダーが特殊であることからBecky!などの一部のメールソフトでしかできないかもしれません。(Outlook Expressでの設定方法は正直分かりませんでした。)

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auひかり ウイルス撃退お好み着信サービス 157円
ひかりONE
ウイルスチェック機能のほかに、「fromアドレス」「toアドレス」「ccアドレス」「subject」「Recieved」「X-mailer」(余談ですが、ホリエモン・メールで有名になったヘッダー。)、「メール本文」で着信拒否が可能なので、迷惑メール対策としても利用可能です。


 ▼ プロバイダの迷惑メール対策を利用する上での注意点

まず、上記のプロバイダごとのサービス概要の説明の中でも触れましたが、迷惑メールと判定されたメールはサーバ上で即刻削除され確認不可能なサービスもあることです。よっぽど熟練している場合を除いては、この手のサービスは利用しないほうが良いでしょう。

迷惑メール(と思われるメール)には件名(サブジェクト)に「MEIWAKU」や「spam」などの文字列を付加してくれるだけのサービスが一番無難であると個人的には思います。「敗者復活」ができないサービスは怖くて利用できません。たしかに受信者がメールソフトの設定などを別途やらなければならないため、面倒といえば面倒ですが、「件名に『MEIWAKU』という文字列を含むものは、(別途作成した)『迷惑メールフォルダー』に移動する」という設定にしておけば、迷惑メールと思しきメールは一つのフォルダーに集中しますので、後で、本当に迷惑メールかどうかのチェックをする際に時間的な節約ができます。思った以上に便利な機能です。

また、誤判定の場合もあるでしょうが、その場合も、後者の方式であれば、誤判定をサービス事業者に報告して、チェックエンジンの精度を上げてもらうことも可能です。サーバ上で問答無用に削除されてしまうタイプのサービスの場合、メールが来ていること自体に気づかないことが十分にありえ、その場合、誤判定に気づくことさえできません。迷惑メールがどのように処理されるサービスなのかを見極めることが重要ですね。

最後に、サーバ上で迷惑メールを判定するのではなくて、ユーザー端末上にソフトをインストールする形でサービスを実行している場合、「セキュリティ製品を月極めで購入している」スタイルに結果的にはなり、1年単位で更新のある製品を一括で購入しても、ほとんど変わらないことがあることも知っておいたほうがいいでしょう。例えば、総合セキュリティ商品(ウイルス、ハッカー、スパイウェア、迷惑メール対策)である「Norton Internet Security 2009」でも、ダウンロード版なら6,483円(税込み。2009年1月10日現在)であり、月割りで考えても月額約540円で済むことになります。

また、これらの月極めでのセキュリティ製品利用は、私が知る限り、Windowsだけを対象としたサービスであり、MacやLinuxユーザーの方はご利用になれません。また、サポートするメールソフトが限定されている場合もあります。普段ご利用のメールソフトがサポートされているかは、必ず事前に確認するようにしてください。

次のページでは、迷惑メール(スパムメール)より凶悪な「ウイルスメール」対策のあるプロバイダをご紹介します。




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