結論から言うと、「転送量無制限」「unlimited」という言葉は、ウソであることが多いのです。ウソというのが語弊があるならば、「ある転送量だったからといって、いきなり超過料金を取ったりはしません。そういう意味では制限はありませんが、こちららが考えている転送量の基準を超えた場合、他の業者に移ってもらうことがあります。」という意味であることが多いのです。明確な転送量制限を持たないという意味で「無制限」なのであり、いくら使ってもOKですという意味ではないのです。月に転送量が10GBも行こうものなら、「これは専用サーバを利用してもらう水準です」と言って、利用可能な帯域に制限をかけてくるケースもあります。逆に「月額10GBまで、100MBの転送量のごとに1,000円の追加料金」と明記してある業者の方が良心的とも言えます。
(ただ、「転送量無制限」と書いてある業者が全て駄目という訳ではありません。数字が書いていないだけで、確かに100GBは困るけれど30GBぐらいならOKというところもあると思います。その辺りは事前にサポートにメールなり何なりで確認しておくのが良いでしょう。)
では、例えば月に5GBと言われた場合、どれぐらいのアクセスまで可能なのでしょううか? 計算してみましょう。その前にまずファイルサイズの計算式の基本から。1MB(メガバイト)とは1,024KB(キロバイト)です。1GB(ギガバイト)とは1,024MB(メガバイト)です。ただ、計算が複雑になりますので、1MB=1,000KB、1GB=1,000MBと計算することも少なくありません。
よく業者は「1頁当たり10KBととして・・・」などと計算を披露しているのですが、果たして10KBのページってどんなページでしょうか? テキストだけであれば10KBに抑えることは可能でしょうが、画像1枚でも20KB近くになることがあります。画像ギャラリーみたいなホームページは特別としても、ホームページのロゴやタイトル画像、商売をしているページであれば商品画像などもあるはずです。平均25KBぐらいで計算するのが妥当(バナー広告を掲載しているホームページも多いでしょうが、その多くは外部から配信されているもので、バナー広告の画像ファイルなどは自分のサーバにないはずです。もし自社広告を掲載しているならば、この1頁当たりの平均のサイズは大きく上昇するはずです。)であると思います。1頁25KBとして、40ページビューで約1MB。一日6000ページビューで約150MB。月に約4.5GBとなります。つまり、1日6,000ページビュー程度あるサイトでも、5GBの規準を何とかクリアできることになります。
この1日6,000という数字を十分とみるか全然足りないと見るかは人それぞれでしょうが、ただ一つはっきりさせたいのは、ここでいう6,000という数字はサイトのトップページのビジター数ではなく、ページビューであるということです。トップページあるいは途中のページからアクセスした人が平均4ページ見ているとしたら、ユニークなビジター数はその4分の1である1,500となります。
さらに、仮に商用サイトが懸賞企画などを行うと、無料ですからばーとアクセスが増えます。そのページには懸賞商品の画像なども並べてあり、1頁辺り60KBも超える場合もあるでしょう。懸賞に応募した後表示されるお礼メッセージの画面に、売り込みたい商品の画像を掲載していたりすると、そのページも40KBほどのサイズになっているかもしれません。そうすると、2ページでちょうど100KB。つまり、この企画だけで1日に2,000アクセスもあれば、1日に転送量が約200MB。10間の懸賞期間でも約2GBもの転送量を生み出すことになります。
月に5GBという数字は商用サイトではとくに、十分な数字であるとは言えないのです。人気サイトを運営している方やこれから運営したいと考えている方は、是非、10GB以上の転送量を許可しているところを探すべきです。
CsideNet(http://www.cside.jp/)さんでは、1週間に9GBまで許可されているが、恐らくこの水準が業界最高水準であると思います。くどいですが、「転送量無制限」と書いてある業者でもここまでの数字をOKとしているところは少ないはずです(もちろん、中にはあるでしょうが、メールなどで事前に問い合わせることを忘れずに!!)。
なお、転送量20GB以上でもOKであることを明記しているレンタルサーバの一覧をこちら
にまとめてみました。
「転送量」に関する記述以外にも、レンタルサーバのホームページには非常に多くの「数字」が並んでいます。その数字の読み方を次のページでは見ていきます。